Kelli T's weblog
<< [2010 KSL-6] v.TOJITSU滋賀FC (lost by 0-3) | main | Qualifier >>
Respect
先月で無事にリーグ戦を終了した。最終的には5位という昇降格全く関係ない無風状態の順位に終わった。元から今季の目標は残留することを一義に戦っていただけに、最低限の目標は達成できたと思っている。ただ、監督として最低限の仕事が出来ていたのかどうかは疑問が残るのだけれど…。

そんな最終節。結果としては3-3のドローで終わった。相手はその日ウチ(紫光)に勝てば無条件で優勝&1部昇格のディアブロッサ高田。高田とは何度となく激戦を交わしてきた。それだけに心情的には心おきなく上がって欲しい、そういう気持ちがあった。反面、開幕戦で惨敗した雪辱を果たしたいという気持ちもあった。試合前まではまだ前者が勝っていたかも知れない。指揮官として相応しくはないのかも知れないが…。

試合はウチがセットプレイから先制して、追いつかれ、逆転され、そしてまたしてもFKから追いつき、すぐに突き放され、最後の最後で三度FKからの得点で追いついた…。ウチがセットプレイで3点も取るのも自分自身の体験では皆無に等しいのだけれど、それよりも何よりも、あまりにも壮絶過ぎる試合だった。喉は嗄れ、最後は殆ど声が出ない中を発破をかける。結果は3-3。

ウチにとっては順位にも何も関係ない試合だった。だけど、一度ピッチに立てば戦う男たち。ウチにとってはチームの柱でもある三重野のいない試合。2年振りに復帰した茶木が入って、シーズンでも初めてといっていいぐらいの2topの試合。そんな中決して怯むことなく戦い抜いた。負けなかった。試合が終わった時、身体の力がふっと抜けて、自分自身何が何だか分からないような虚脱感に陥った。

ふと我に返ると高田の悲願を完璧に阻止してしまったんだ…というある意味達成感と相反する何とも言えない申し訳なさとが入り交じった後味の決していいものではない感情が脳裏を過ぎった。しょうがない。これが勝負なんだ…と自らを言い聞かせて試合後のミーティングに臨んだ。

リーグ戦はこれでTOJITSU滋賀FCとアミティエSCに自力昇格の可能性が出た。そして、翌日、アミティエは堺で昇格を確定させ(あくまで確定です)、TOJITSU滋賀は松原で優勝と昇格を決めた。優勝したTOJITSU滋賀は最後の最後で首位に立ち優勝した。チームの合併というややもすれば危機的状況を乗り越えて、ファンと共にひたむきにチーム一丸となって戦ってきた姿は本当に優勝の名に相応しいものだったと思う。最後の最後で優勝を逃した高田も決してそれに劣ることはなかった。若い力が融合して、試合を経るごとにチームとしての完成度が高くなってきたことがひしひしと感じられる。一所懸命にチームとファンがここも一体となって戦っている姿は羨ましく感じていた。

リーグ戦が終わって1か月。
悲しい報せが入った。私自身リーグのサイトを半ば管理する立場にありながらも隅々までは目が行き届いていなかったことは恥じるばかりだけれど、昇格を確定させたチームの監督がインタビューに答えていて、その中で「日頃の行いがよかったから」と答えていたということを知らされた。正直なところ、このインタビューを見て愕然とした。我々が高田と戦って結果として引き分けに終わったことは何だったんだろうか…と。決して、高田の選手たちは我々を嘗めてはいなかった。正真正銘のがっぷり四つの戦いだった。それが「日頃の行い」という言葉で片付けられてしまっていいのだろうか。

当事者たる高田の相手である我々だけれど、何だか、虚しく感じられた。どうせならウソでもいい、言葉だけでもいい、高田に対する敬意のある言葉が欲しかった。私は監督として、試合中は選手と共に戦っている。それは試合前75分に始まるマッチコーディネーションミーティングの時から戦っているつもりだ。しかし、一度タイムアップのホイッスルが鳴れば勝敗はあれど相手に対する敬意を忘れないように心がけている。直接戦っていないにせよ、彼らにとって高田やTOJITSU滋賀は紛れもなく相手チームである。敬意を持っていて欲しかった。

現在、JFAではRespectという言葉をkeywordにして運動を行っている。スポーツにとって相手や周囲に対して常に敬意を持つことは重要なことだと思う。それをなくしてスポーツは成り立たない。

Respect。彼はどう感じているのだろうか…。

JUGEMテーマ:スポーツ
| Kelli T. | football | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









http://www.kelli.jp/trackback/873943
CALENDAR
SMTWTFS
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
UNIQLOCK
SAKAI'S WEATHER
FACEBOOK
Kelli T. Toyoura

バナーを作成
MY TWEET
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
MY BOOKMARKING BLOGS
PROFILE
このページの先頭へ